福岡県コンクリート主任技士・診断士会

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コンクリートのゼロエミッションを目指した最新鋭工場 見学会のご報告

      2022/06/08

コンクリートのゼロエミッションを目指した最新鋭工場 見学会のご報告

開催日 : 2022年5月20日

見学場所: サスティナブル生コンプラント 太宰府生コン (太宰府市内山)
建設廃材のゼロエミッション  ㈱西興 (太宰府市北谷)
コンクリート産業遺産     旧志免鉱業所竪坑櫓 (糟屋郡志免町)

会員を対象に見学会を開催したところ、個人会員、および法人会員の社員の方25名の参加をいただきゼロエミッションをテーマに取り組む2社の最新鋭工場を実際に見ることができました。

(有)ちくしの産業 太宰府生コンは一つの建屋に全ての装置を収納した都市型生コンプラントで、残コン・戻りコンの回収骨材とスラッジ水の再生利用、プラント内の循環水の落差を用いた水力発電で内部照明の電力を賄うなどサスティナブルプラントでSDGsに挑戦しています。

親会社のプラントメーカー ㈱富士機 藤田会長に設備概要と現場説明いただきました。

この4階建ての建屋に残コン洗浄分級設備を含む生コンプラントが内蔵されています。

残コン洗浄分級設備は最上階の4階にあり、分離洗浄された回収骨材、スラッジ水がそれぞれ下の生コンプラントで再利用されます。

右にあるのがプラント循環水の落差を使った水力発電設備です。プラント内の照明を賄います。

㈱西興 ではビルや家屋などの解体工事で発生したコンクリートガラや瓦礫を再生プラントで破砕、ふるい分けして道路用砕石、路盤材に再利用します。現場で発生した汚泥も含水率、粒度を固化材等で改質、粒度調整して改良土として埋戻し材などに再利用します。
㈱西興 田原社長のあいさつの後 プラントの概要説明いただきました。

破砕プラントは騒音・粉塵を防ぐため建屋で囲われています。

リサイクルされた再生材はスペックに応じて用途別に分別され次の工事現場に戻ります。

旧志免鉱業所竪坑櫓 (国指定重要文化財)
戦時中の資材欠乏のなか昭和18年に海軍が艦船用の燃料石炭を掘り出すために造ったコンクリート製の産業遺産です。 2021年まで大規模改修工事が行われその工事の概要も含めて説明されました。
高さ47.6mの世界で3例しか現存しないハンマーコップ型の竪坑櫓です。竪坑は地下430mまで掘られ、竪坑櫓は作業する坑員や掘り出した石炭を地下から地上へと運ぶ巻上機が設置された施設です。

実際に掘り出された石炭やボタが自然発火して焼結した焼きボタ(シャモット)も見ながら炭鉱の概要を説明しました。

ゼロエミッション、サスティナブル、SDGs、CO2削減が課題となる現代において、それらに挑戦する企業の取組を実際に見ることができて有意義な見学会となりました。
福岡県コンクリート主任技士・診断士会では、今後も会員の皆様のスキルアップ、知識の向上・共有化を目指した勉強会、見学会を企画したいと思います。
ぜひご参加願います。

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